コロナ蔓延、国境封鎖中の国際線フライト体験記:前編

オーストラリア流アロマセラピー
〜 環境を本気で考える、クリニカル・アロマセラピー、ナチュラル・セラピー

こんにちは。

タイトル通りです。先週実行しました。
本来は3月29日に開催が予定されていたシドニーでの柔術国際大会に出場して、次は5月中旬に東京で開催される柔術のマスター選手権アジア大会に出場する予定を組んでいました。でもシドニーの大会も中止、コロナの感染が比較的早く始まった日本も5月の大会の登録を一時停止。もう残るは頭になかったスペインの5月上旬の大会だな「バルセロナへのチケットを手配しなければ」と登録を考えていた矢先にスペインがロックダウン。試合ばかり気にしていたら今度は「実は2月に父が高熱で肺炎になっていた」という『事後』報告を妹から受けて激怒した私は、これはまずいと初めて思いました。話を聞くと、日頃呼吸器系が弱く肺炎も何度が患っているにもかかわらず、インフルエンザの検査のみ。それが陰性だったので診断は普通の肺炎として帰宅させられたようです。インフルエンザが陰性ならコロナを疑え!回復したからよかったが、コロナ感染だったらどうなっていたことか!

そうしているうちに、オーストラリアもカンタスとヴァージン航空が国際線の全便運休を発表し、これはまずいと思い試合に合わせて予約していたチケットを変更しようとJALへ電話。するとまだ私の便はキャンセルの予定ないから大丈夫とのことで、万が一の時に空席がある便を確認して電話を切りました。でも日に日に政府の発表することが変わり、だんだん心配に。そしてオーストラリア国境閉鎖。

予想は的中!毎朝6時のメールチェックで開いたメールボックスにJALから「お客様の搭乗便は運行キャンセルとなりました」と。この時ほどベッドから素早く起き上がった日はないでしょう。電話をかけるもパンク状態で繋がらない。やっと繋がって先日空席のあった便への変更をお願いすると、すでに満席。。。一体誰がこんな時に飛ぶんだよ、と思ったものの仕方なくキャンセル待ちに入れてもらいました。私自身はもう試合も中止でどこにいても同じ。でも家族が感染した時に、帰国するフライトがないのが一番問題です。なんとか乗れますように、と神頼みでとりあえず荷造りだけは進めておきました。そして、数日後にキャンセル待ちの席が取れたとのこと。こんなにストレスだったのは久しぶりです。

さて、当日空港へ到着するといつもとガラリと様子が違う。ほとんどの入り口は閉鎖。開いているところには職員がマスクとグローブで立ちはだかり、搭乗者以外は空港内立ち入り禁止。入り口でパスポートと予約メールを見せないと中へ入れませんでした。入ったら入ったで、普段なら激混みのシドニー空港がもぬけの殻!でもなぜかJALのカウンターのみ人がいっぱいでした。セキュリティーチェックも私一人に対して4人。パソコンやら水ボトルやらでもたつく私が謝ると「4人も召使いがいるからゆっくりでいいよ。あ、レッドカーペットがないけど」なんて冗談飛ばすくらいヒマだったようです。

それで喉の消毒薬(ジンとかウォッカのことです)でも買おうと免税店を見たら、全店クローズ!下の写真をご覧ください。3月31日のシドニー国際空港です。歩く人もまばら、というかこの写真に写っている人が私の周囲にいた全員です。

オープンエリアのショップもフェンスで囲まれていました。

カフェも出国前は全てクローズ、出国後もたったの3店舗のみ営業。現在シドニーは飲食店はテクアウェイのみという規則なので、当然座って朝食を食べることができません。買ったら立ったまま、もしくは搭乗ゲートの混雑した席で食べるか、究極の選択。

そしてこの日の国際線は全部で12本のみ。あんなに忙しかった空港がゴーストタウンでした。

9時台のJALから22時台までたったの12便。ステイタスが全部リラックスと書かれていたのが空港の粋な心遣い。

そんな静寂とは逆に搭乗ゲートは人だらけ。本当にみなさんどんな事情でこれに搭乗するのだろうと疑問でした。そして機内へ。とりあえず無事にここまで来たはいいけれど、満席状態で10時間近いフライトはまさに感染リスク高し。そしてなぜこんな時に日本へ?と思わせるオージーのおじさんが隣でゴホゴホしてるじゃありませんか!どうして今日本へ向かうのか好奇心いっぱいで聞きたいけれど、たまにいる『おしゃべりで10時間話しっぱなし』タイプだったら余計困るしな〜と考えつつ、とりあえず無言に。しばらくしてあることに気づきました。どう考えても空調でない風が頬を撫でるのですよ。しかも隣のおじさんの咳と同時に左側の頬だけに風を感じる。そう、マスクをしてても咳き込む息が隣の私に漏れてきていたのです。もう恐怖でいっぱいでした。街中マスクが売り切れで入手できなかった私は、とりあえず持っていたオーガニックコットンの布マスク(今じゃ「アベノマスク」で通じますが、私のはフェアトレードです。笑)にCold & Flu(風邪予防)の精油ブレンドを垂らして乗り切るしかありませんでした。

かくしてJAL最後のシドニー発羽田行きは、とりあえず無事に離陸。

後編は次回のブログで。機内や羽田空港での様子をお伝えします。

今日も読んでくださって、ありがとうございました。

(読んだ後にfacebookのこのブログのページにいいねをしてくださると嬉しいです!)

精油やアロマセラピーに関する質問はお気軽に、hello@carnaaromatics.com.auまでメールくださいね。

facebook日本語のアカウントは、Carna aromatics – Japan
インスタグラムは、carna_aromatics
インスタグラムやfacebookのキャンペーンなどもたまにしています。

*ブログで紹介するエッセンシャル・オイルの効果や効能は、プラクティショナー・レベルの高品質のオイルの場合に期待できるものであり、一般的に販売されている全てのオイルに同様の効果を約束するものではありません。
プロダクトの詳細は、こちらのページからどうぞ。(こちらはオーストラリアのサイトです。日本へは航空便でのお届けとなります。)
日本在住の方は、こちらのページからどうぞ。

プロフィール
YUKI – クリニカル・アロマセラピスト。日本、ニュージーランド、オーストラリアで長年メディア業界で仕事をするが、長時間労働の中、自分の健康が一番大切と気づきナチュラル・セラピーを勉強する。科学的に証明された精油の作用をベースとして、個人の症状に合わせた治療目的のブレンド、芳香目的のブレンドなど、エッセンシャル・オイルのハーモニーを創り出すことが得意。Australasian College of Natural Therapiesでアロマセラピー・クリニック優秀賞を受賞して卒業。好きなことは、自然、動物、ヘルシー・クッキング、ガーデニング、旅、ブラジリアン柔術(青帯)。Australian Traditional Medicine Society会員。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です